地域の紹介

羽後町について

羽後町(うごまち)は、秋田県の南部、山形県境に近い内陸部に位置しており、地域の約7割を森林が占める、里山の自然豊かな風景が残る地域です。
例年、冬季は平野部で約1.5m、山間部では2m以上の雪が降る豪雪地帯ですが、四季がハッキリと感じられる地域でもあります。
主要産業は農業で、米や蕎麦、スイカ、黒毛和牛の名産地として知られています。

 2022年にユネスコ無形文化遺産登録された、民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」のひとつ「西馬音内(にしもない)の盆踊」が、行事として根付く地域です。毎年8月16日~18日にかけて、西馬音内本町通りにおいて開催される「西馬音内の盆踊」は、700年以上ともいわれる歴史と伝統を誇り、日本三大盆踊りのひとつとして挙げられる地域行事で毎年多くの観光客が訪れます。

また、冬でも冷たいかけそばを食べる食文化があり、羽後町の西馬音内地区では古くから多くのそば屋が軒を連ね、町内外から「西馬音内そば」として広く親しまれています。
人口は13,000人ほど、地域では少子高齢化が進む中、さまざまな課題はありますが、秋田県内でも「うごく町、羽後町」と称されるほど、地域の課題解決への動きがみられる地域でもあります。

羽後町では、2016年から地域おこし協力隊を受け入れし、これまでに20名の隊員を採用、6名の隊員が退任後も町に定住しています。

現在は、5名の協力隊員が活動中!
それぞれが、隊員としてあたえられた業務と自身の目標に向かい活動しています。
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地域おこし協力隊の募集内容


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所属先となる「盆宿U」について

盆宿Uは、お盆と西馬音内盆踊りをテーマにした「泊まれる文化交流施設」です。
羽後町西馬音内(にしもない)に古来より伝わる盆踊り『西馬音内の盆踊』(国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)の会場となる、西馬音内本町通りの中心地にある、築180年の旧家『旧柴与家』を観光施設として保存・活用していく「羽後町プロジェクト」としてスタートし、2025年8月にグランドオープン。
宿、サウナ、パブリックラウンジ、コミュニティースペースと屋外ひろば(地域連携エリア)を備え、外から来る人も、内に住む人も、境界が溶け合うように、めぐり、ゆらぎ、つながる場所を目指しています。

羽後町で180年以上にわたり経済・社会・文化の中心を担ってきた旧家「旧柴与家」を観光施設として再生するにあたって外すことができないのは、日本三大盆踊りのひとつである「西馬音内盆踊り」です。

顔を隠して踊ることがその特徴とされますが、顔を隠すことにより「死者も生者も一つになり一体化する」ことや、「垣根をこえてまざり、繋がっていく」という意味があるとも言われています。
そういった西馬音内盆踊りの特徴から着想を得て、「死者と生者の境界が揺らぐお盆のように、利用客や宿泊客などの【ソト】と、地元の人々の【ウチ】が自然と混ざり合うような施設」を目指しています。

盆宿Uホームページ
https://u.bon-yado.jp
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地域おこし協力隊員を募集する背景

盆宿Uの所在地である羽後町西馬音内の本町通りは、西馬音内盆踊りが開催される通りであり、かつては町の中心部として栄えましたが、時代の流れとともに周辺幹線道路の整備が進み人の往来は減少、また昨年は本町通りにあったスーパーマーケットの閉店もあり、中心市街地空洞化が加速しています。
さらには、旧柴与家のように歴史ある建築物が地域に残されていても、それを地域資源としてうまく活用できていない現状もあります。町にとって貴重な建築資源を保存しながら地域活性化に活用していくことは重要な課題のひとつです。
また、羽後町は、日本三大盆踊りのひとつである「西馬音内盆踊り」という大きな観光資源を有していますが、盆踊り期間以外での誘客や地域活性化に資源活用できていない現状もあります。

本募集では、旧柴与家を再生した「盆宿Uのコミュニティスペースと屋外ひろば(地域連携エリア)」を起点に、地域住民や地域団体などと協働し、中心市街地の活性化を図り、地域の人と地域を訪れる人が行きかう賑わい創出を目指す活動に従事する、意欲的な方を応募します。
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盆宿Uと協力隊員の関わり方
具体的業務内容

本募集は、羽後町の地域おこし協力隊として着任いただきますが、盆宿Uを運営する合同会社Uと雇用契約を結び活動します。

盆宿Uの地域連携エリアを拠点に地域と協働した中心市街地活性化に取り組んでいただきます。
① 盆宿U内の地域連携エリア(母屋およびひろば)を活用し、地域住民や地域団体などと協働した中心市街地活性化に資する活動
地域連携エリアを起点に、中心市街地活性化に資する企画を実施します。
合同会社Uで企画した内容はもちろん、ご自身の企画も実現しながら、地域活性化や賑わいづくりの活動に従事します。

② 「西馬音内盆踊り」や「お盆」、地域の資源に関するリサーチおよび情報発信
①をおこなうために必要な地域資源の情報収集をおこないながら、地域の事業や住民との関係性も構築していただきます。そこから、盆宿Uおよび地域の観光振興、中心市街地活性化に関わる情報をSNSなどで発信します。

③ 地域住民と協働したイベント等の企画運営
①の活動をおこなう上で、地域住民や地域団体との連携は欠かせません。
盆宿Uだけでなく地域と協働しながら中心市街地活性化について考え、その活動に地域の方々が主体性をもって参画したり、充実感を得られたりする内容を企画実施します。

④ (希望者のみ)盆宿Uのコンテンツ企画、マネジメント業務、サービス提供など
こちらの内容は隊員としてのメイン業務ではなく、盆宿Uの事業や業務内容を理解いただくために、一定期間従事していただく可能性もあります。
積極的に関わりたいと希望される方には隊員としての活動時間とは別に関わっていただくこともできます。

先輩隊員も本プロジェクトで活動中です。

先輩隊員はこれまで、

■地域連携エリア
-掃除、整理
-レンタルスペースの利用受付・当日対応
-施設見学の受付・当日対応
-他施設とのイベント連携の窓口・内容調整

■各種定期開催イベント
-スケジュール検討
-外部との連絡・調整
-広報物制作
-SNSでの情報発信
-当日現場対応

■U art project
-外部との連絡・調整
-情報発信
-資金調達(クラウドファンディング)

■地域への情報発信
-U news paperの制作・印刷・配布

■その他、施設運営に関わる細かな対応

などの活動をおこなっています。

時には一緒に考えたり、意見を出しあったり、わからないことも聞きやすく、業務に安心して取り組める環境です。


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募集要項

項目
内容
募集概要

羽後町では、地域活性化のひとつとして、官民が連携した観光再生・中心市街地活性化プロジェクトに従事する地域おこし協力隊を募集します。

募集期間

2025年11月~随時(着任は最短で2026年1月を想定しています)

※内定者が決まり次第、応募の受付を締め切ります。

募集人数
1名
雇用形態・期間
採用の日(令和8年1月5日以降)から1年間。
以降、勤務状況を踏まえて1年単位で更新可能、最長3年間まで。

*採用の日は、応募者と協議の上、決定します。

業務概要

合同会社Uに所属し、主に地域連携エリア担当として羽後町の観光再生および中心市街地の活性化を目指して活動します。

次の主な業務に応じた活動を行います。
■盆宿U内の地域連携エリア(母屋およびひろば)等を活用した中心市街地活性化および観光振興に資する活動
■「西馬音内盆踊り」や「お盆」、地域資源に関するリサーチおよび情報発信
■地域住民と協働したイベント等の企画運営
■盆宿Uのコンテンツ企画、マネジメント業務、サービス提供など(希望者のみ)

上記業務の他、所属する合同会社Uが実施する業務にも取り組んで頂くことがあります。
※より詳細な内容や活動の範囲については、面談等で説明いたします。

その他、地域おこし協力隊員としての活動報告書の作成および提出、活動計画・活動報告等について町の担当者・他隊員との打合せ(月1回程度)、地域おこし協力隊サポート業務受託者の研修参加等があります。

※業務実施にあたり、他の協力隊員や地域団体等との連携を図りながら活動して頂くこともあります。
募集対象
・年齢、性別、学歴不問(20代半ば~30代後半までの新しい環境でスキルアップを目指したい方を歓迎)
・農山村地域(特別豪雪地帯)での生活に意欲があり、都市地域等から羽後町へ住民票を異動することができる方
※制度上の地域要件がございます。総務省のホームページにあります「地域要件確認表(https://www.soumu.go.jp/main_content/000862230.pdf)」を確認ください。
不明な点がありましたら、担当まで事前に問い合わせください。
・普通自動車免許(AT限定可)を取得している方。または着任までに取得予定の方。
・基本的なパソコン操作(Microsoft Word・Excel・PowerPointの操作など)ができる方
・地域の活性化に意欲があり、誠実に活動を行うことができる方
・地域住民、関係者及び他の隊員と積極的にコミュニケーションをとることができる方
・地方公務員法第16条(https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000261#Mp-Ch_3-Se_2-At_16)に規定する失格条項に該当しない方

条件・待遇

【勤務地】
・合同会社U(秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字本町47番地)
基本的には羽後町内での活動が中心となりますが、町外・県外への出張、研修等の活動に参加いただくこともあります。

【勤務時間】
・原則週5日 1日7時間(10:00~18:00)※昼休憩含む(週35時間勤務)
・休日:シフトによる
・時間外勤務または休日出勤の場合の休日は振替で対応

【雇用形態】
羽後町から地域おこし協力隊の委嘱を受け、合同会社Uの正社員として雇用されます。(勤務時間外での兼業・副業可)

【給与・賃金】
月額:265,000円(令和7年11月1日現在)
※社会保険料、厚生年金、雇用保険料等の本人負担分が控除されます。

【待遇・福利厚生】
・健康保険、厚生年金保険、雇用保険加入
・住居は、原則として合同会社Uが手配する町内のアパートに入居(家賃及び火災保険料は地域おこし協力隊の活動経費から支出されます)
・活動車両は合同会社Uが手配します。ただし、個人所有の車を使用する場合はこの限りではありません。(車両費やガソリン代等は地域おこし協力隊の活動経費から支出されます)
・活動に必要な備品(携帯電話、PC等)、旅費などは活動経費の予算の範囲内で支給可能
・休暇(年次、年末年始)
募集する人材像 
・まちづくりと伝統文化に興味のある方
・持続可能な地域づくりに興味のある方
・イベントの企画・運営に携わった経験のある方
・市民活動の企画や運営に携わったり、活動の伴走支援やサポート経験のある方
・地域に密着した事業や活動に従事した経験のある方
・地域の抱える課題を解決しながら地域の魅力創出したい方

社会人として一定的な経験を積み、さらに成長したい若者(20代~30代)を歓迎!
社会人としての基礎を身につけ、次のステップを目指している方、自ら考え、行動できる方のチャレンジをお待ちしています。
これまでの経験を活かし、新たなステージで仕事を進めたい方を歓迎します。成長フェーズの会社で、自分の経験を次の形に活かしてみませんか。

【歓迎するスキル】
・情報発信(SNS運用)
・取材、編集、ライティング
・カメラ撮影
・広告デザイン
・イベントの企画・運営
選考の流れ
➀ 事前面談(募集担当者との面談)
まずは、羽後町や地域おこし協力隊制度を知っていただくための「カジュアル面談(オンライン)」を実施しています。
募集担当者とリラックスして話せる場をご用意していますので、応募にあたっての疑問や不安などをこの場で解決してください。

「気になるけど、いきなり応募するのは勇気がいる…」
「羽後町や地域おこし協力隊の働き方について詳しく聞きたい!」
とういう方は、カジュアル面談後に応募の意思を決めいただいても大丈夫です。
※ご希望される面談日程を応募フォームに入力ください。(所要時間:45分~60分)

② 事前面談(所属先事業者の担当者と面談)
カジュアル面談を経て、応募の意思が固まってきた方は、事業者の担当者とのオンライン面談へ進みます。
事業者との面談はお互いのことをよく知る機会です。
この機会を経て、応募意思を決めてください。

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【お試し協力隊制度の利用(希望者のみ)】
地域おこし協力隊への応募前に、実際に羽後町を1泊2日~2泊3日訪れていただくことができます。
羽後町や近隣地域がどのような地域なのか?
どのような方々と仕事をすることになるのか?
などを来訪して確認いただけます。
交通費の一部補助もあり!
詳しくは募集担当者との面談時にお問い合わせください。

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③ 応募書類の提出
所定の応募申込書と職務経歴書(任意様式)をメールにて提出してください。
※所定の応募用紙は募集担当者よりお送りします。

④ 選考
・第1次選考(書類選考)
応募者には随時書類選考を実施し、選考結果はおおむね2週間以内に応募用紙に記載された現住所(別途連絡先の記載がある場合は当該連絡先)へ郵送、または応募書類に記載のemailで通知します。
1次審査合格者には第2次選考の案内を合わせて通知します。

・第2次選考(面接選考)
書類選考に合格された方については、オンライン(WEB会議システムZOOMなど)にて面接を実施します。
自己紹介や応募動機などについてお伺いした後、業務に対する質問を中心に確認させて頂きます。
最終合否については選考後、速やかに通知します。
見出し ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
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本募集に「応募したい」「詳しく内容を聞いてみたい」といった方は、本ホームぺージの『応募/お問い合わせフォーム』からご連絡ください。
募集担当者より、折り返しご連絡さしあげます。
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着任後のサポート体制

地域おこし協力隊として地方移住したいという方の中には

・誰も知り合いがいない地域で馴染んでいけるのか
・どうやって関わりを作っていくのか
・これまでと環境が違う地域で生活していけるか


という不安を抱えている方もおられると思います。
羽後町では地域おこし協力隊抱える不安や活動に関し、退任後定住している地域おこし協力隊OB・OGに相談することもできます。また、それらの不安などを先輩隊員にも相談しながら活動できる環境もありますので、徐々に地域を理解して、地域の方々との関係性を築いていってください。


応募フォーム

本募集の応募は下記フォームよりご連絡ください。
担当者からご入力いただいたメールアドレスへ折り返しご連絡いたします。
フォームから送信された内容はマイページの「フォーム」ボタンから確認できます。
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送信
本募集に関するお問い合わせは
Email:inform@miraisch.or.jp
までご連絡ください。
※お電話でのお問い合わせは受け付けておりません。

【担当】
NPO法人みらいの学校
崎山 健治(さきやま けんじ)

※NPO法人みらいの学校は羽後町地域おこし協力隊募集事業の受託事業者です。

NPO法人みらいの学校
〒012-1131
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字裏町71番地
TEL:0183-56-7192
Email:inform@miraisch.or.jp